本日は根津を散歩してきました。
と言っても根津神社から谷中銀座にかけてふらりと寄り道して来たのですが、まずは根津神社から
独自の視点で皆様に紹介出来ればと思っております。
東京・根津神社の魅力を歩く ─ 千本鳥居と静寂に包まれた癒しの時間
文京区にある「根津神社」は、東京十社のひとつとして古くから人々に親しまれている神社です。都心にありながら、まるで時がゆっくりと流れるような落ち着いた雰囲気が漂い、境内を歩くだけで心が整う──そんな不思議な場所です。今回は、実際に足を運び、写真とともにその魅力をお届けします。

■ 鳥居をくぐると、別世界が広がる
まず出迎えてくれるのは、堂々とした朱色の「大鳥居」。その奥に広がる参道を進むと、立派な楼門が姿を現します。江戸時代に建てられたといわれるこの門は、国の重要文化財にも指定されており、重厚な色合いと装飾の美しさが見事。歴史の深みを感じさせてくれる建造物です。
楼門をくぐると、正面には拝殿が見えます。手水舎で心身を清め、静かに一礼。周囲を見渡すと、緑が多く、木々のざわめきや鳥の声が心地よく響きます。都内とは思えないほど、自然の音だけが聞こえる穏やかな空間です。



意外と歩幅が狭くて、二人並んで歩くのはきついかも…
鮮やかな朱のトンネル ─ 千本鳥居の先にある乙女稲荷神社
根津神社といえば、やはり「千本鳥居」が有名です。赤い鳥居が幾重にも並ぶ光景は、まるで京都の伏見稲荷大社を思わせます。実際に歩いてみると、鳥居の間から差し込む光が幻想的で、写真を撮らずにはいられません。
この千本鳥居を抜けた先にあるのが、「乙女稲荷神社」。石の鳥居の奥には、可愛らしい社があり、狐の像が静かに鎮座しています。朱色ののれんが風に揺れ、厳かさと優しさが同居した雰囲気。女性の守り神として信仰されているため、恋愛成就や縁結びを願う人にも人気のスポットです。

数人のカップルがいたかな…外国人カップルもいたな。
願いを託す「かざぐるま奉納台」
境内を歩いていると、カラフルな風車が並ぶ「願掛けかざぐるま奉納台」が目に留まります。ピンクや青、黄色など色とりどりの風車が、風にくるくると回る姿はとても愛らしく、思わず笑顔になります。英語の案内板もあり、外国人観光客も多く訪れているようです。
風車には「家内安全」「健康」「恋愛成就」など、それぞれの願いを込めて奉納することができます。自分の想いを書いて風車を回す──そんな小さな祈りの形が、この神社の静けさと調和していました。

古の気配が残る境内と、心を整える時間
根津神社の魅力は、華やかな鳥居や建物だけでなく、「静けさ」そのものにもあります。訪れたのは休日の午後でしたが、混雑はなく、ベンチに腰を下ろしてぼんやりと境内を眺める人の姿がちらほら。ふと見上げると、樹齢何百年にもなる大木が立ち並び、その存在感に圧倒されます。
江戸の風情を残すこの神社は、季節ごとに表情を変えます。春はつつじ祭り、秋は紅葉、冬は澄んだ空気が心地よく、何度訪れても新しい発見があります。



昭和50年頃に植えられたらしい…
まとめ:都会の喧騒を忘れる癒しの聖地
根津神社は、東京メトロ千代田線「根津駅」または「千駄木駅」から徒歩約5分とアクセスも良好です。気軽に行けるのに、まるで遠い旅先に来たような気分を味わえる──そんな不思議な場所です。
朱色の鳥居をくぐり、木々に囲まれた参道を歩きながら、自分の心と静かに向き合う時間を過ごしてみてください。
きっと、日々の疲れがすっと軽くなるはずです。


次は谷中銀座を散歩して来たので、そちらの記事も見ていただけたらと思います。
